止まってしまった時計の針は 今でも動かぬまま 凍りつきそうな空を見上げて 悴む手を握った 振り返れば全て消えてしまいそうで 繋ぎ止めた夢の続きを探した いつの間にか物語は 終わりを迎えていた 君のかけたあの魔法は 解けないまま 気づけばまた探していた いるはずのない君を 僕のかけたあの魔法は 解けたのかな 気づけばまた通り過ぎた いくつもの季節の中 僕はひとり君の事を 思い続けた あの頃に戻りたいわけじゃなくて ただ、ただ、ただ いつの間にか物語は 次の場所へ向かっていた 君のかけた魔法はまだ 解けないけど 僕はひとり歩き出した まだ見ぬ声探して いつか君に届くように 願いながら 止まってしまった時計の針が 動き出す その時には 凍りつきそうな夜を越えて 君に会いにいくよ