眠れずに飛び出した 何度目かのざわめきが 息をつく間もない程 ひっきりなしにドアを叩く 窓から忍び込む街の メロディーを辿る 輪になって踊れない そんな自由に踊らされて くだらないパーティーに 欠伸を殺して繰り出すのは 居心地の悪いベッドの上より 少しましなだけさ 寝起きの車に乗って 世界中の退屈集めた その荒れた唇が吐き出す煙は 不思議な模様を宙に描く からっぽの空へ 吸い込まれてゆくだけの 僕らの欲望に 目覚めて気がついた場所は 吸いすぎた煙草のせいで ひどくだるい朝の 眩しすぎる日差しに 死にたくなるくらい 街は恍惚と光って いつの間にか加速してる 終わりに向かって目も眩む 程のスピードで 息をつく間もないほど 繰り返される悲しみが ドアを開ける それでもまた 眠れずに飛び出した 押さえようのないざわめきを 切り刻んで並べ替えて 美しい線を描き パーティーは終わらない そんな僕らの欲望に 魔法かける 夜を待っている 世界中のどこにでもある 退屈な街並が吐き出す煙は 不思議な模様を宙に描く からっぽの空へ 吸い込まれてゆくだけの 僕らの欲望に