なにも尋かないことが 優しさだと信じていた 僕のひとりよがりが いつか君を傷つけた 波が愛をさらえば 砂の城はくずれてゆく ふたり夜にまぎれて 抱きあうしか残っていない Midnight Hotel カーテン越しに Midnight Hotel 首都高が見える 使い慣れたライターのように 指になじんだ 君の白い肌 火をつける 火をつけても もうあの頃は戻らない いつもあいまいなまま 君の夢を許してきた 笑顔つくろうことで オトナのふりしていただけさ Midnight Hotel 別れるまでの Midnight Hotel 時間かせぎか そっと腕に抱きしめたときに 力をこめる 君の癖さえも 忘れない 忘れないよ でもあの頃は戻らない Midnight Hotel わけあえるのは Midnight Hotel 悲しみだけさ 壊れかけたラジオからひびく ふたり憶えた 古いラブソング 思い出す 思い出すよ もうあの頃は戻らない