Track by尾島隆英
額装された 満ちかけの月が見てる 明日世界が 滅べば帳尻が合う 生まれる季節を間違えた天使 淡い日差しで溶かされていた テーブルに残る食べかけの器が ひとり分の影を濃くした 息を止めてみても 身体は健やかに動いた 寒さは苦手と 話してたのに身体は 冷えていく程 透き通るように光った 生まれる季節を間違えた天使 浅い眠りから揺り起こされて 身体中を縛り付けられたような ひとりよりもひとりの部屋で 意味を求む程に 手触りさえ霞むのを感じた