朝靄 掠めて 吹き抜ける朝に眩んで しまうな 乾いたシャツのシワがまたやけに気 になって 隠した嘘は微睡の中で 形を変えて は 遥か彼方風に乗って ぼんやり滲ん で行く 悲しさで気が抜けたサイダーの中を 泳ぐ君はもう 泣き出しそうだった 鮮明に焼きついた記憶の中を 揺らめくように 煌めく 淡色 夜が来れば 暗がりの中で光を束ね た 降りしきる雪を踏みしめて 意地になって嫌になって 振り払ったのは 最低な僕で 振り返って飛び込んだって何故なの もう戻らない 苦しさが染みついて どうしようも なく 胸の奥が今 張り裂けそうだから 揺るぎのない幸せを思い浮かべて 溢さぬように 歩こう今日の日を 悲しくて気が抜けたサイダーの中で 泳ぐ君はもう 泣き出しそうだった 鮮明に焼きついた記憶の中で 揺らめくように 消えてく 泡色 苦しさが染み付いて どうしようも なく 胸の奥が今 張り裂けそうだから 揺るぎのない幸せを思い浮かべる 揺らめくように 煌めく 淡色