頬を冷たい風が撫でて 胸をざわつかせた 今年最後の雪はまるであの頃の涙だ 信号待ちであなたの手を強く握り 返す 街のネオンに溶ける息はどこまでも 純白 恋に落ちることなんて 信じられないでいたの 駆け抜けたのはひとつの 季節ただそれだけ あなたの中に私がいた それは確かな記憶なのに 抜け落ちたように 思い出せないのあなたの笑顔が ずるいなあ 愛の言葉を囁くなら私のことだけ 見ててよ どんな寒さも 敵わないくらいに冷えた予感 見過ごすこともできない 程ちぐはぐな純粋 分かり合うことばかりを正しさと 呼ぶのならば ふたりはずっとそう初めから 正しくない わかっていた 言わせないで 嘘をつく余裕などどこにもない 正面からあなたの事を呼ぶだけ 傷ついても壊れてもどうでもいい 私を見つけて欲しい 頬を冷たい風が撫でて 胸をざわつかせた 今年最後の雪はまるであの頃と同じ あなたの中に私がいた それは途切れた記憶なのに 割り切れないのまだ 恋してるあなたが消えない ずるいなあ 愛の言葉を囁くなら私のことだけ 見ててよ