美しい言の葉したため 思い出に道草をした 騒ぎたつ虫の音 数えていたら また 麻酔にかかった 美しい景色 浮かべて 思い出は陽炎の中 伸ばした手広げて 探してみても また 君は すり抜けた 相まって心ごと 連れてって絵空事 暑さに似た微熱が 冷めないまま いつまでもこのままで居たかった いつまでも淡いのは夢だから? 風立ちぬ空 また離れて行くのなら 僕は君にまた微睡んだ_____ 胸の吐息 聴いたのは 嗚呼 いつの事だっけな 探しても 辿っても もう 戻らないのにな 気がつけば夕暮れ早くなって 気がつけば指先寒くなった 夢の中では もう 会えなそうだから 忘れないように いつまでもこのままで居たかった いつまでも淡いのは夢だから? 風立ちぬ空 また離れて行くのなら 僕は君にまた微睡んで 『君はいつまでも風の中だ』 夢とうつつ 風とうつつ 離れて 忘れて