哀れな人を横目に 裕福な人が笑う 渋谷駅ハチ公口前 風が頬を殴る 人の波を掻き分けて また僕は人の波へ 人それぞれにドラマがあり やがていつかドラマは終わる 東京はまた 人を田舎町に帰した 東京はまた 人を一人ぼっちにさせた 僕たちの声はネオンでぼやけ 雑踏に掻きけされ消えてゆく 満員電車の扉付近で 曇った窓から眺める世界 灯りは消えることはない 明日の朝まで光のバトンを繋ぐ 東京はまた 人を田舎町に帰した 東京はまた 人を一人ぼっちにさせる 僕たちの声はネオンでぼやけ 雑踏に掻きけされ消えてゆく 満員電車の扉付近で 曇った窓から眺める世界 灯りは消えることはない 明日の朝まで光のバトンを繋ぐ 酒に酔い潰れて倒れ込んだ人に 手を差し伸べる人は居なかった この場所を離れて南に住む友の 声は風となりて頬を殴る