劇薬(another vocal)

歌詞

なあなあ、そこの兄ちゃん そんなしょげた面下げてどうした? 明日がこの世の終わりみたいな目で 通りを歩くもんじゃあないぜ 「伝えたいことは山ほどあるのに 誰も俺の話を聞いてくれないんだ」 ならいいもん教えてやる あんただけに特別な? 今をときめくあのアイドル 誰もが崇めるロックスター みんな裏では隠れてやってる この誘惑の虜さ 味わってみたいのなら何度も ただ繰り返し唱えりゃいい 魔法みたいだろ? 二度は言わないぜ こいつの名前は ヤバそうに聞こえるかもしれないが なんとこいつはいたって合法で どれだけ派手に呷ったところで 誰にも咎められはしないぜ 名前を聞くだけで忌々しいと 悪態をついてくるやつもいるが シュミや流儀が違う程度の話 まあ気にすんな だが強い薬には 副作用もつきものでさ 簡単にハイになれるせいで 他の味を口に含む気が失せるんだ まあ大したことじゃないし なったところで死にもしない 飲むも呑まれるも自分次第 さあさあまずは一杯 そんで わかった風で偉そうに 講釈垂れてるこの歌を イヤホン越しにここまで聴いてる キミが効力の証明さ! 味わってみたいのならあんたも ただ体を任せればいい 夢の世界へと落ちていくように ようこそこちらへ また迷える青年を 救いに導いたところで 誰ぞに目を付けられる前に 今日はこのへんで店じまいだ でも魔法もいつかは解ける 薬もきっと聴かなくなっていく その日のために次の飯の種を 探しとくことにするぜ そんじゃバイバイ