壊れたレコードのように ぐるぐると同じ溝を歩いている 正しいメロディーは いつ忘れたのかさえ思い出せない 日が昇り 沈むまで 考えることをやめてやり過ごす きっと間違いではないと 青白い光で自分を騙した 望んで 手に取ったわけではない仮面をつけ ひとり演じる道化 幕が下りたステージの裏 一握りの報酬が待っている それすらもう疑わしい 嫌になるな 頭の中 からっぽでぐちゃぐちゃな クローゼット とてもじゃないが口には出せない 言葉ばかりをしまい込んだ わかってんだ God damn it こんな毎日に意味などはないって ここから早く抜け出したい その勇気を 誰か与えて 切れかかった街路灯 なぞるようにアスファルトをひとり 行く 人気のない路地の暗がりに 何かが潜むようで怯えていた 午前0時 コードを抜かれたように 落ちたくもない夢に落ち 淡く地べたを這いずる朝日と けたたましいサイレンに引き 上げられる 地獄と言うにはまだ甘い 天国とは到底呼べない日々の繰り 返し もうどこにも出口はなかった 鏡の中 佇んでいた 生ける屍のような にやついた自分の顔が腹立たしい 嫌になるな 頭の中 からっぽでぐちゃぐちゃな クローゼット とてもじゃないが口には出せない 言葉ばかりをしまい込んだ わかっていたんだ Nothing helps 誰も助けてなどくれやしないって ここから早く抜け出したいなら 全部を 今すぐ叩き壊して 「部屋の隅で独りよがってろよ」 耳を貸すのももういい加減飽きたろ さあ目の前の壁を ひとおもいに蹴破るのさ