濡れ衣を着せられたって 黙って笑ってなさいと 習ったんだ そんなの常識だ え?違う? でも皆そうしているじゃないの 二言目にはすみませんとかなんとか 言っときゃその場は収まるが 僕らに住み着いた憂鬱で 日々は薄っすら曇っていた 地元のヤンキー達が 集まる映画館に行って思ったんだ 皆疲れてんだ 大手を振って 道の真ん中も歩けないくらい 何処へ行ったって同じだ 誠実もはみ出す事も覚えりゃ 矛先なんて見つかると思ってたんだ しかと見とけと大袈裟なくらい 燃え上がる火に群がって飛ぶ 玉屋鍵屋 笑う人と当て付けと馬鹿と狐と鴨 悲劇が欲しいとか 話題が欲しいとか とんだ阿呆が集まった 見せられる不幸に 参ってしまう 日々の愛しさを失った 個性という名目で 背負わされた 孤独の中を叫んでるんだ 生きて行く為には 誰かが憎い そんな悲しみも背負ってんだ 出来の悪い街 腐って御臨終 なんて窮屈で退屈な ニュースで泣いていたんだ 集団は強者で つまり暗示のようなもん 怯えてんだ 弱くもないけど強くもない 自分なんです 不感でいようとか どうでもいいとか とんだ卑怯に成り下がった よく出来た口実に酔ってしまう 日々の愛しさを失った 焚きつけた人も 焼べられた物も 出来た暗闇に消えてった 生きていく為には誰かでいたい そんな悲しみも背負ってんだ