歪なものを誤魔化すように 希望としあわせを詰め込んで リボンで結んでふたを閉めた 秘密にして隠した僕らの庭 つらい記憶は夢に置いていって 暖かい景色に手を浸せば 全部嘘だったような気がした じゃあ、今日はどうしようか 大切なものが零れてっても 変わらない日々は続いていく もう思い出せなくなった君の いなくならないでって不安な顔 窓に吹く風が僕を呼んだ 一歩を踏み出して息を吸った あまい香りが鼻を擽った もう春が来たみたいだ 風が花びらを攫っていく 思い出が宙に浮かんでいく 誰かの影を踏んで歩いた またひとつ増えた桜の花 風に飛ばされて消えていく あの日の記憶が霞んでいく 怖くないよ だから笑って? 僕らならばきっと大丈夫