うらなく

歌詞

「人はいつか死ぬんだね」 帰り道の茹だるような 夏の青空に吐き出してみた きっと 駅のホーム散らかった ガムくらいにはどうでもいいことだ けど へばりついて離れない 君も僕も知らない誰かも いつか消えてしまうんだ 心が泣いてしまったのは 短夜　遠く花火が鳴ったから 触れることも声掛けることも 叶わない 彷徨う一人の幽霊になっていた 夕凪 心に問いかけて 乱反射した黒い春の追憶消すように 夢を見ていた きっと怪獣が街を壊したり 隕石が降ってきたり そんな奇跡を願っていたから 君と僕と知らない誰かも いつか消えてしまうんだ 心が痩せてしまったのは 波が足跡を流してしまったから 月が沈み朝焼けた空と波引く渚には すすり泣く幽霊が立っていた 街灯の灯り　蛍の光　夏の大三角も いつか消えてしまうから 君と違う事　誰とも違う事 自分が見えない 居場所も分からない 波のまにまに漂うよう日々だ 流れに任しても 一人の幽霊だったから 心が泣いてしまったのは 短夜　遠く花火が鳴ったから 触れることも声掛けることも 叶わない 彷徨う一人の幽霊になっていた すすり泣く幽霊が立っていた