夜空 ヒュルリと流れてく ひとかけらの予感に どうか 叶いますようにって 何度も願ったの ふたりきりのほうが 意外とおしゃべりだね 24時 借りた車で 丘の頂上まで 響く エフエムのナンバー かき消す 大げさな冗談 そして私の小さなときめきを 積み込んで 走って 助手席 右側の 横顔ちらりと盗めば わたしだけに聞こえる音で 星が落ちてく あれが オリオン座と話す あなたの優しい声 きっと淡い憧れから 恋に変わったのです 夜空 ヒュルリと流れてく ひとかけらの予感に 「どうか叶いますように」って 何度も願ったの 誰もが探している 恋とか愛の終着点 私はきっと 辿り着けたんだ なんて気が早いかな 慣れた感じで ハンドル切って 前はどんな人と来たんだろう そばにいるだけ 幸せだなんて 今じゃもう 言えないな わがままに なってしまったの 誰もいない空の下で ふたり 見上げるだけ 白い息を 口実にして すこし 近づいたの 夜空 ヒュルリと流れてく ひとかけらの予感に どうか 叶いますようにって 何度も願ったの