きっかけは、小さな嘘で やけに回る、くちが不自然で 水に垂れた、薄紅のように 瞬く間に、染め上げたのです いたずらに咲いた花なら 枯らさずいっそ摘んで仕舞おうか それでもね、あなたが好きよ 涸れるまで泣いても離さない この夏は、やけに暑くて 気の迷いも、仕方がないわ それでもね、もうわかるでしょう 酷く冷えた、部屋で帰りを待つわ 首筋に、指に、背中に 残した跡なら焼いて仕舞おうか それでもね、私は好きよ 叫んで踠いても離さない 夢見なあの子の恋なんて 吹いたら落ちる椿のよう 夕暮れに落とした影に 鈍い銀色がちらついたもので 今日はまた、やけに暑くて もう気が触れても仕方がないわ いたずらに咲いた花なら 枯らさずいっそ摘んで仕舞おうか それでもね、あなたが好きよ 地獄の底まで離さない 許さない ~♪