最初はそう 怒りをだけを覚えただけだった 私の正義が貴方から 奪われて声が出ない もう何十回と否定されては 楽しそうなのが気に食わないの? 止まない止まない怒号の雨 限界だ 優しい目 抱きしめる手 謝るその言葉が こわいこわいこわいこわい もうどれが真実 私は目を白黒させながら ぽつりと言う 「私もごめんね」 弱い自分を隠すため 世間では違う顔なの 隠したものが本質だと 貴方は怯えていたね 私を支配して必要とされ 貴方はこの世界に居場所を見出す 止まない止まない怒号の雨 限界だ 嘲笑い 叱咤しては 君のためという目が 痛い痛い痛い痛い もう壊れてしまいそう 私が悪いんだと諦めた時 少しだけど 楽になりました 旗から見れば 私の違和感は贅沢と疎まれ 意思や感情は誰にも届かず 埋もれた 首を掴み 握りしめて お前のせいと呟く あなたの歪む顔 遠く霞んでいく いつから私は駄目な子だったの 貴方の手で 私が消えていく 嫌 優しい目 抱きしめる手 謝るその言葉が 嫌い嫌い嫌い嫌い もう私を見ないで 握った箸を瞳に突き立てて 私はただ 私でいたかった