月曜日の朝はいつも急ぎ足 デスクに一番乗りには程遠い 重苦しいニュースや記事は 見ないふり こちら日々目の前で手一杯 家に置いてきた猫たちの 水とエサだけを案じて 迫る不条理を受け流してるだけだ ささくれる いつになく 遠い世界の果て 同じ思いが巡るの? やがて響きだす戦の音さえ ヘッドホンで僕たちは塞ぐだろうか 定時ギリギリ着く頃にゃ忍び足 今日もオオカミたちが吠えている 都会に飼われた者たちの 眠る野生を信じるの? 嘘に汚れた トイレのニュースペーパー 踏みしめて 君は行く 遠い世界の果て 同じ景色は見えるの? やがて走り出す僕らの足音 どこまでも響きだす 遠く負け敗れて 同じ歴史を辿るの? 広い世界に僕ら残されて いつまでもこの声は響くだろう どこまでもこの声は届くだろう 飼い猫もいつの日か飛べるだろう