どうしたって僕は 生きるのに夢中さ 目の前の暮らしが大事 手放したカメラとvintage 夢を見るだなんてとんだ 贅沢だから はみださないように大人を 演じていた 絵にも歌にもならない日々を歩いて 誰かの後辿るだけ素敵でしょ ドラマならこの辺で 救いがあるんだろうね このサビが流れたら合図だ はい!カット!フィクション 未だかつてない 大作の主演を務めていたんだ この馬鹿げた妄想だって 誰かの脚本さ この世界一体誰のものなんだ 大変だ、鳴るレーダー 歳と飯だけ食った お偉いさんのお出ましだ 「あぁ碌でもない」 「もうどいつもこいつも 情けない」 「これだから」と自分棚に上げ 何もせず口だけはお達者で 使い物にもならない頭回して 粗探すのそろそろやめませんか 映画ならこの辺で スカッとするんだけどね このサビが流れたら合図だ はい!カット!フィクション 今だけは旧作の脇役を 務めてやるか また馬鹿げた妄想をして 目を逸らすリアルから 生きづらい世界に居場所を 探すんだ 演じ続けることに疲れたら もう全部、 全部やめてしまえばいいか スポットライトだけが 光じゃない 僕がいる場所が舞台だ エキストラの皆さん さぁ、お手を拝借 このサビが流れたら合図だ はい!カット!フィクション 未だかつてない 大作の主演を務めているんだ お約束の絶望だって フィナーレの前兆さ この世界は僕のものなんだ