街並みをやがて 軒並み焦がすって 煙たい通りの喧騒が凪ぐまで 今はちっぽけに待ちたいの 未曾有のなにかで プレ・世紀末だね ひどく見慣れない月が近いのは 今宵が眠れないから 星屑代わりのミラーボール あてどない未来の死骸まで 浮ついていたいの今夜だけ 生命の重力からも 逃れていく 挙って 未完成な来世に集って 虚しいも 疚しいも 腐らせていって 下らない御為倒が 正体だろうとしても 後悔した 後悔しちゃった アポカリプス・トーキョー 「月並みの仕舞で 敢えなく散りたいね」 めでたい夢にあたるシナリオの 想定されていない方の様で 私情も相俟って これでいい、多分ね 一人/一つに生る欲動は "誰にも救えない"から あなたとわたしで急降下 セカイ系みたいな趣で 終わってみたいなんて妄想 どうしようもないくらいに 熟れてる 煙って 不明瞭な在世で愛まで抱いて 謳って 不安定なサイレンが泣き止ますまで 挙って 未完成な来世に集って 虚しいも 疚しいも 腐らせていって 下らない御為倒が 正体だろうとしても 生涯した 生涯しちゃった 息絶えた日常に染まった アポカリプス・トーキョー