ただ過ごしている日々において 見えない何かが流動されて 己が輪郭を失ったとて 微細な鼓動が継続されて だから、 この火は一度も途絶えやしない だから、同じ川に二度とは入れない だから、あなたは三秒前と異なる だから、過去はあなたに作用しない 生まれて滅んで変化して 繰り返されては向き合って 動いて止まって対立し 反芻しながら流れてく その場に応じて形を変えて 機能はどこでも一定であり 比熱は他より穏やかであって それは、水との相似が指摘される ただ過ごしている日々において 見えない何かが流動されて 己が輪郭を失ったとて 微細な鼓動が継続されて 気圧が下がった夜において 月の引力が作用したとして 重さが移って不足があっても あなたの歩みは止まるだろうか だから、 この火は一度も途絶えやしない だから、同じ川に二度とは入れない だから、あなたは三秒前と異なる だから、未来は常に観測されない だから、変えることができる勇気を だから、受け入れられる落ち着きを だから、それらを判別できる知恵を だから、 それらを留めるための祈りを