いつからそこにいたんだろう ずっと目の前ついてくる 君は後ろの正面 頭に鳴り響く君の声 目を閉じることができたか不安だ 全てを手に入れようと 捨てることを恐れ 溢れる痛み 消えた右足 混乱の中 膨れ上がった心の破裂 飛び散った破片は 無慈悲にも踏み潰され 粉々になった祈りは風に攫われ 宇宙にかえることもできずに 今を彷徨う いつまでここにいればいい この後のことは考えてなかった 「もう大丈夫」 無責任な言葉だけが残った 信じるものから落ちていく 混濁の中見えた 微かな光の隙間 飛び込んだ先は 無意識な生への道 繋いだこの命は風に倒され 赤く揺れる目の前 音もなく割れた 今までの生きてきた証、全てが 剥がれ落ちはじめた 剥がされまいと必死にしがみつき 悔しそうにこちらを睨む外側と 付随することなく この空間に取り残された 夢、希望、願い 愛としか言いようのない存在に 包まれ微笑む臓器たち 魂胆は朽ち果て 消えゆく幽かな命 飛び退き続けた 後ろの正面 混乱の中、膨れ上がった心の破裂 飛び散った破片は 無慈悲にも踏み潰され 混濁の中見えた微かな光の果て 辿り着くことができたなら 繋いだこの命はあなたと共に 赤く揺れる目の前 音を立て割れた 繋いだこの命はあなたと共に