あの日もこんなふうに 雨粒がおれの頬を濡らしていた 棘 ひそむアイロニー 記憶閉じ込めてんだこの街 うらぶれていく 光を探した 廃墟の窓辺に佇んだ サボテンのね 毒におかされた 溶けてゆく夜はなんかもう うつくしくて ああ 面倒くせえ 逃げようぜ ってわけにも いかないね 雨には雨のかたちが あのひとおなじことかな ハウメニーライズ? そんなん忘れた 晴れるかい 硝子越しの影 指這わせるが触れられない サイレンの音 なにかわすれてる それだけがおれを縛りつけ ねこみたいね わかってるよ がらんどう この雨で 満たしてよ ねえ 雨には雨のかたちが あのひとおなじことかな ハウメニーライズ? そう なんか今日は 透明ね 雨には雨のかたちが あのひとおなじことかな ハウメニーライズ? そうさ いつかは 雨だって 醒めたって 誰だって はれるや