話の合間に挟む相槌の、 ひとつひとつが大切だったの 季節感のないあなたの服装、 期待してない私の感情、 あふれそうな炭酸の泡を 両手で受け止めるの 普段着ないシャツの袖に腕を通して あなたの隣を歩いていく 風にそよいでいる綺麗な耳飾り 浮き立つ気持ちを飛ばしていく 裸足で歩いていくあなたの足元で、 ゆらゆらと輝く浮きガラスの光 眠りそうなあなたの瞼と、 つられていく私の視線と、 弾けそうな炭酸の泡を 両手で掬い上げるわ いつもと違う私の姿を あなたどれだけ見てくれる? 触れそうな手の近くに 私の手を置いてみて あなたの顔をうかがって見てる 話の合間に食べたケーキの味 少し甘すぎて 今でも覚えてるよ 普段着ないシャツの袖に腕を通して あなたの隣を歩いていく 風にそよいでいた綺麗な耳飾り 今も大切に着けているね