君が教えてくれた小説は まだ読めていないんだ ひとりぼっちになった部屋で 今これをかいてる ふたつのグラスに 残ったハーバルティーは もう冷めてしまったみたいだ どんな名作も霞んでしまうような 言葉を探してる 君の物語の中にいたい 悲劇も喜劇も分かち合うよ ただ最後の結末はさ まだ決めないでいよう ふたりだけのストーリーを 君が思い描いたストーリーは こんなんじゃないと思う それなのに今日も君は しあわせだなんて言う 理想を問うと 僕の語るファンタジーで 君を傷付けてばかりだ 日々の空白は 君に触れた日から姿を消した 僕の物語が好きだと言う 何もかもすべて君がくれたんだよ いつでも君の前では 英雄でいたいのに 救われてばかりなんだ 同じページを綴るのに 僕らはすれ違ってばかりで 不甲斐ないな 君の頬に伝った涙を拭いた いつか物語は終わるけど その時も君の隣にいたいんだよ 僕らのエンドロールは ふたりの名前から 君の物語の中にいたい 悲劇も喜劇も抱き締めるよ どんな日々でも君とならば 続きを読んでみたいんだ ふたりだけのストーリーを