埃を被った愛で、私を抱きしめる 揺れるベッドの音で気づく 唇を噛み合って、 同じ色の血を流している ヒトの姿(かたち)をした怪物 ねえ、嘘でもいいから まだ夢をみせて 二人の最期が あゝ、望んでる様な 結末(おわり)じゃなくてもいい もっと抱き合って、キスをして 物足りないと謳う 貴方が好き この暗い部屋に散る火花のように 愛していたいと謳う 蜘蛛に抱かれている Yeah… 遠くで響くサイレン 夜明けの街を見下ろしている もう二度と戻れなくても いいの?いいの? 小指に絡まる、この赤い絲 遠くの貴方へ、とまだ 続いてるような、空が白んでいく 湿ったシーツが、 渇いた愛の口づけが 私の悪夢を壊してくれるのならば きっと忘れらんない あの悪夢も 貴方とだからよかった なんてね もっと抱き合って、キスをして 物足りないと謳う 貴方が好き 何処まで行けど、私、馬鹿だし 永遠に離す気などない いつまでも、いつまでも くだらない、この街の中で 何処まで行けど、 私は私 今夜こそ、 この街を 翅を広げて飛ぶ