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Dear Friends

Track byイルリメ

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  • 2025.02.12
  • 3:50
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歌詞

12月11日午前10時 ホテルエクセレントを チェックアウト 恵比寿駅から 巨大な工具箱のような新宿駅 について目指すは そう 小田急線 そう あの 小田急線 元厚木駅で11時半 早く出たはずがいつもギリギリ でSP404の入った パーゴワークスのリュック背負って 青いシートに座ってる 景色 この景色 思い出す景色は 何度も記憶をこすり 体に膜をはる 脳の映写機が 大量のモンタージュを 瞳に焼きつける ひとりで乗ってた 誰かと乗ってた 混んでた 空いてた 見てた 見られてた 思い出を自我が管理することは 不可能で常に不意を打ち脈を打つ 景色 あの景色からこの意識 下車から下る階段 気分は少々大胆 ふざけたように降りると "着いたよー"とText message でどこにいるか探す 柱のそばにいたから Yo! と日常にはない声で叫ぶ 驚かせて ごめんね 寝不足と昨夜の興奮が はにかんででた言葉 本当はこれが やりたかった 遊びではじまったのかもしれない この景色 からこの意識 乗り場を探してバスに乗る 荷物デカいから後ろ乗ろうよと 後部座席で 状況や 思い出のすり合わせ 繊細さ クロックさんの話、 喋り続けて 続けど語れど減らない 話題の量に 程よい目的地 絶妙な距離の小旅行 相模メモリアルパーク 見渡す先は丘に墓 ここにきた 時間かけたけどいま ふたたびに再会する 思い出に 続きを つなぐ ために 売店で花を買うか相談し 一応買っとこうと ヒシャクと花を手に登る 人の死と折り合いを つけるというのは 残されたものにとっては いつも難題で 何回でも何重にも絡み合って 背負ってそれでも 生きていかなければならない人間は そこから小さな未来にむけて 歩いてゆく 墓のそばから見える山は広くて綺麗 だけどそれを 本人は楽しんでるかという話になり そういえば昔 旅行や自然を 楽しんだりするのか聞くと ちょっと鼻で笑って "いや、行かないね" と言っていた 墓のそばに座って景色を眺めると もしかして 楽しめるようになったかもと 見晴らしもいいし みんなここに来たらいいのに という話から "ここでパーティーとかすれば いいのでは" と大胆な提案を出され ああ この感じと思い出す感覚 自分にはない発想を 広げられるこの楽しみ 数少ない話のわかる友達と バスに戻る Yo 友達よ 連絡できず ごめんね でも Yo 友達よ 幸せでいておくれ また会いにゆくから

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