タクシーのテールランプ まぶたの裏でにじんでる 君の横顔が まだ 夜を染めて離さない わかってた 最初から 遊びでも 本気でも ハマったほうが 負けって ルールなら 破られた キスをした それだけで 心まで持ってかれた くちびるより深く あとが残る 罪な夜 キスをした ネオンの中 嘘も夢も 綺麗すぎた 名前より 温度より 確かに 刻まれていた グラスの氷が溶ける音 何度も無言で笑った 触れた肩の温度さえ いまも胸で灯ってる 惹かれるほど 遠くなる 手に入れると 壊れそう バランスを崩したまま そのまま 君に堕ちた キスをした それだけで 何もかも霞んでいた くちづけの後にだけ 真実が見えた気がした キスをした ひとつだけ 忘れない夜になった 過ちでも 偶然でも 確かに 生きていた