薄明が産み堕とす闇は 無知な祈りを朧に隠した 歌いたい未来なんてもう無いさ 理想に縋ってる僕は サヨナラも言えたはずだったのに 満たされない 救われない 何をどうすればいい この世に道を遮るものがあるのなら 全て私が覆す。 この街に迷い 浮かびだすのは 絶望か 希望か ずっと歌えていた悲しみが 奥底で 重なって繋がって 一つになった どうか奪わないで僕らから 伸ばす手段が無くても 離れぬように捧ぐセレナーデ 欠落が決まってた未来なんてさ どうせ、僕には訪れないくせに くだらないよ、もう全部消し去って 二度と終らせないように 別れの運命を書き換えてよ 間違って暗闇に落っこちて すべて失っても 僕たちは必ずここに居るから 声は変わらず 繰り返しても構わない きっと抱いていた悲しみが モノクローム 彩って拡がって 一つになった 何度奪われても終われない また “罪” 重ねていい “罰” 繰り返す今 ここで 響いてゆく この声 叶えられる日まで この音に宿る祈りが 蒼い空想を引き裂いて バラバラに別つとしても 幾重にも絡まった平行線の果て 辿り着く 僕らだけの終焉 狂い出した絶望が 夜明け前に 交わって連なって “あの日” を描いた 仕組まれた世界から その手を掴むまで 護り継がれてゆくセレナーデ