黒く 咲き誇る 夢の花も全部 約束の糧なら 人は生き また巡る 目覚めた事に 絶望を知り 先をゆく背中に 今何を見る? 散るをいざなう交差点に 浮かび上がる神の声明 こんな悪夢でも 灯は消える ここに 敷き詰めた 夢の花も全部 悲しみのこの街へ 広げた未来は 不確定 強いられたのは 不退転 でも抱いてた正義は 正解だって信じていたい いま二つが重なる時 最後の眼が開くんだろう 暗い闇に この祈りまで 呑まれぬ様に 迫り来る魔に 立ち尽くす路 聴こえてる鼓動は 誰の嬌声 寝静まる夜の街は 記号で敷き詰めた どんな悲劇でも 想いは巡る ゆえに 咲き誇る 夢の花も 全部 悲しみの その先へ 目指した希望が痛くて ネオンに目が眩んだって 傷一つもない 哀もない 世界なんて欲しくはない この翼が折れていても 誰も知らない想いでも 暗い過去が 僕の覚悟に 塗り替えられるように そして僕らは 全て 失った "ありきたり"な日々を 守り続けた朝が 彩褪せても彩褪せても 過去は消えないから 限り無く繰り返す理念は 儚くもまた万物流転の無常は超えぬ しかしそれは寄せては返す 苦楽に過ぎず 虚な杯を満たすだけの所業 まだ見ぬ未来との邂逅を望み まだ伏せぬ過去への観想に耽り なぜ 繰り返し なぜ 求めるのか 答えなどなくとも ただ 抗い続ける 伝えたいのはなんだっけ? 夢かどうかもわかんなくて 響く『僕じゃない』... それでも 届かない理想が見たくて 此処じゃない世界に至って ただ縋ってた 愛のない 幻想なんて欲しくはない いま奇跡さえ呑み込んでいく もに還すから 暗いが あの日の夕景に 照らされますように