一握りの指の隙間から漏れた わずがな光さえ逃さず捕まえる 劣化していく自分と向き合う事は 楽じゃない ため息が白く色をつけて曇り空が 吸い込む この両足の痛みは地団駄 この胃の痛みは二日酔い ゆく年くるが余韻 浸りながら年をまた1つ 重ねて最近気付いた事 この両足の痛みは無数のライブ この胃の痛みは笑った夜の数 劣化には常に思い出がつきまとい それは劣化を プラスマイナス0に変えてくれる そりゃあんなにライブで 地団駄踏んだら疲労骨折もする そりゃあんなに飲んだら 胃も痛くなる だからうつむいていても 劣化を消化し 波の無い水面に投じた並の一石 未来は明るいわけじゃなく それでも 見てみたいもの 劣化じゃなかった これは消費 いつか消費尽くしたら ベット上 Amazonプライムで暇潰すより 思い出で 思い出し笑いして過ごす 軟骨をすり減らした分 心満たされ この身、全消費するまで 腹抱えて笑う暇もない 昨日の限界が今日は味方だ 振出に戻ったって不敵に笑いな 七転び八起き でも起き方 十人十色だから大丈夫 風前の灯火が作り上げた居場所から 一か八か どちらでも 消沈だけはせずにね 30過ぎたらあっという間だなんて どの口が言う いつか願っても時間が 進まなくなるんだから これはアリとキリギリスの様な0か 100の苦労話じゃない 100しか 見てないヒップホップドリーム 小康状態の雨足で心躍る 右肩下がったら左肩をもっと下げて 無理矢理に心躍らせる マイナスをプラスまで持っていける とまでは 思ってないよ なら、せめて、この人生と 刺し違える 未来は明るいわけじゃなく それでも 見てみたいもの 劣化じゃなかった これは消費 いつか消費 尽くしたら ベット上 Amazonプライムで暇潰すより 思い出で 思い出し笑いして過ごす 軟骨をすり減らした分 心満たされ この身、全消費するまで 腹抱えて笑う暇もない 未来は明るいわけじゃなく それでも 見てみたいもの 1年単位じゃ人はさほど 変わらないでも 10年単位なら人は変わっていく 10年前は会社の上司への 悪口で飯食う タイプのラッパーだった 10年後の未来ってじゃどうなの ここから先が暗ければ暗いほど 見てみたい