元気にしてる?の連絡に 素っ気なく返した「大丈夫」と 本当は本当は辛いことばかりだ けど心配はかけたくはなかった 帰りたくなったよ 知らない街の夕飯の匂いが なんだかとても懐かしくて ただいまと一言 あなたに笑って言えるように 愛されていること気づいていたんだ いつか返せますように そう言えばあの時はごめんね どうしようもない馬鹿で困らせて 「なんの事?多すぎて分からないよ」 ああ敵わないな もう 18の僕は何も考えず家を飛び 出したんだ そんな背中にあなたはずっと手を 振ってくれていた 迷っても立ち止まっても後ろ振り 向けば いつでも帰れるように 帰りたくなったよ 湯日川沿いを歩く 17時の鐘が鳴る あなたの声がする 優しさに包まれ ただいまと一言 あなたに笑って言えるように 愛されていること気づいていたんだ いつか返せますように おかえりと一言 あなたは笑って言うのだろう 言葉にするのは照れくさいけれど いつも本当ありがとう いつも温かい僕の帰る場所