灰色の朝 静かに開く モノクロームの街 冷たく揺れる 記憶の窓をそっと覗けば そこにまだ残る 温かな影 すれ違う人々 ぼんやりとした影 足音だけが孤独を響かせる 世界が褪せても 瞼の裏には 鮮やかな片鱗 光の指先 心の中がキャンバスになる 赤や緑 そして忘れた紫 出来事じゃない 感じ方次第 世界を彩るのは 私の瞳 夕焼けの熱 燃え盛る赤 しゃぼん玉の虹 消えない軌跡 あの日の音楽 余韻の鼓動 心の奥で 優しく響く 風に舞う色たちが 笑ってるような 記憶の筆先は 無限のパレット この胸で感じてる 色の響きは どんな灰色も 温かく変わる 心の中がキャンバスになる 赤や緑 そして忘れた紫 出来事じゃない 感じ方次第 世界を彩るのは 私の瞳