あの日帰りに見た 坂の上から差す 夕日がやけに眩しくて 何処からともなく夕を誘う鐘 まだ赤い空を後にする 同じ床の上 共に暮らす 自分より大きな人間と 交わす約束を破り守り 大きくなる あの頃他愛ない体験の全てが 愛しく胸を打つから 今日という過去と再会した時にまた 愛を感じられるように生きてく 思春期に住む押し入れの中 好きなものだけ詰め込んだ 涙が出るような思い出たちは 無くならない、そういつまでも そっと流れるいつもの音 歌えるくらいには聴いてきた ふと取り出して触れる時また 巻き戻るの 形ない愛情が 満たした これからもずっと あの頃他愛ない体験の全てが 愛しく胸を打つから 今日という過去と再会した時にまた 愛を感じられるように生きてく
