煙のように消えた 君は本当にそこに居たのかさえ もしもあのときに僕が 今更意味の無い言葉が揺れる 主を無くした椅子が 独りぼっちでいる 朝を無くした夜みたい 壊れそう 後に残る穴が 確かにそこに何か居た事を伝える もしもあのときに君が 今更意味の無い言葉が滲む 主を無くした椅子が 独りぼっちでいる 空を無くした鳥みたい 壊れそう 夢か幻のような 世界に浸かり続けて 何もかも綺麗なまま 消えられたら 主を無くした椅子が 独りぼっちでいる ドアを無くした鍵みたい いっそねえ もう 主を無くした椅子は 独りぼっちのまま 君を無くした僕はもう 壊れたい