君が最後に見た色は どんな色だったのだろうか 何の脈絡もなしにそんな事を 時々考える 熱を溜め込んだ夏の夜の風が 頬をかすめていった さよなら さよなら あの夜も今日みたいに暑かった 三月という歌が好きだったな 何を思って聴いていたのかな もう一回聴かせてあげたかったなあ 今となってはね さよなら さよなら さよならさえ僕は言えなかった 最近は思い出すことより 思い出せないことが 増えていくことのほうが怖くなる さよなら さよなら さよなら さよなら 口にしてみたら少し淋しくなった さよならなんてきっと 言えなくてよかった