声はもう届かないだろう 涙はいつの間に枯れ果てたの? だんだんだん遠退いてく 朦朧とした二つの残像 絶対服従な関係性 意味もなく向けられた銃口 0か100を生きる世界で 救えた命ならば さよならは言わないでいて 揺れ動く瞳を見つめていた 繋いだ右手は 確かめ合うことすら出来ない 静かに堕ちてく 赤で染まる掌 雑然とした感情、今 蝋燭の炎で燃やす 逃げ場のない静寂が 何もかも狂わせた どれだけの時間が過ぎたの? 眠れぬ夜に残した傷を眺める 二人を繋いだ 脆く儚い糸が解けてく 残された愛が 今も此処にあるなら 勿忘草の咲く街で また巡り会えるだろう