つまりは 君の声 新しい月のように そこにあってなお見えず いつの間にか、細く。 月の 裏の 真実など 知れてしまえば ただの砂 夜に咲く花に手を 伸ばしていたんだ 伸ばしてしまった 雨上がり夢の中 我に返る様。 なぜかここだけ 霧が出ていた。 剥がれた影が 眩しいって、逃げてく。 僕らはいずれ 塵になるけど 夢を見るほど 嘘の様だから 秒針の無い 時計の音だけは 聞こえぬふりで 今を流してた それでも 今 雨上がり、夢の中 終わらせるんだ 終わらせるんだ この星が消えるのは いつのことだろう いつのことだろう 分かるかどうかなど どうでもいいことさ。 言葉の意味の裏、 僕には表だった。 悲しみの果て 鳥が鳴いてた この地で鳥は 息絶えるみたいだ わずかに揺れた どこかの空気が 君の足元 駆け抜けて ほら、今、渚が 悲しみより遠く揺れてる 少し歌えるなら いいさ もう一度 息を吸って ほら、白い鳥が 悲しみより高く飛んでる 風に聞けばいいさ 僕らが どこに行くかなら。