側道沿いのワンルーム あの貸りた小説、 日に焼けて並んでる あなたに貰った名前の知らない花も 丈の足りないカーテンから 光に包まれて 平凡な暮らしに忘れていた 少しの幸せを 目が覚めても抜け出せない夢を 見ていたいな 僕らの住む世界は六畳一間の中に ビルが並ぶこの街でも 24日の夕暮れは綺麗に見えて ぽっかり空いた穴を埋める事は あぁ、まだ見つからないよ 窓の隙間、排気音が聞こえて 乾いた風が入り込み揺られてる 一つ二つ、二つから一つに変わり 明日の事さえ懐かしく思うだろうな 平凡な暮らしに忘れていた 少しの幸せを 目が覚めても抜け出せない夢を 見ていたいな 僕らの住む世界は六畳一間の中に ひとりが好きなあなたへ 忘れていた少しの幸せを 目に映り手に届く距離でほんの少し 続くように 僕たちが住む世界の未来は細やかに