窓の隙間 灰色の空 常夜の月を覗いてたんだ 選ばなければ間違えないけど 選ばなければ変わらないんだよ 常夜灯はネオンの街 一寸先はブラックアウト 表情すらも汲み取れないような かすかな灯り どうやら夜は明けそうにない ありふれた暦を堂々巡り 『なら 何となくこれもありかもなぁ』 なんて心にも ない言葉を吐いた 「じゃあ僕はなにになりたい?」 数ある分岐点 見逃した曲がり角 変われるが 変われない選択肢を選んでた パラレルワールドの扉はいつも 開いてた 飛び込むのだ、闇の中 午前八時 アラームの音 機械仕掛けの今日が始まる 変われる気がしていた昨日が 静かに終わった どうやら夜は明けそうにない 幽世の街の中で、ヒトリ 次のシナリオへ行く フラグはどこにもない なら、"バグ"を探しにいこう 数ある分岐点 いまいる場所は最下層 踏み出すか 留まるか 選べるのは1つだけ パラレルワールドの扉はいつも 開いてた 飛び込むのだ 闇の中 分岐して、分岐して、分岐して 分岐して、分岐して、分岐して 分岐して、分岐して、分岐してく。 飛び込む分岐点 信じたルートの向こう 瞬きに目を焼かれながらもまた 一歩先へ パラレルワールドにたどり 着いたその足でなら "また"夜を超えて行ける 飛び込め 分岐の先へ