Track byぬいほたる
本当はゆっくり動いていた 忙しない日々の中、 止まって見えたから 切りとることも忘れてしまった ガラスの色は何色だった? あんなに見つめていたはずなのに 何十年、何百年、何千年もの間 ひとりぼっちの魔女だけが忘れずに 涙の色もはじめは赤かったこと 誰にも打ち明けられずに、淡く遠く 本当はゆっくり動いていた 透き通るヒビのない、 向こう側の未来 消えないともしび 不思議な魔法 ガラスの色は何色だった? あんなに見つめていたはずなのに ガラスの色は何色だった? たしかにそこにいてくれたのに