また今日も雨が降る。 舌打ちは一回に留め、 歩き出したその表情に 一点の曇りも無く。 そんな心情と裏腹に 甘え方ばかり上手くなって行く。 予定外の一雫。 不思議そうに見上げて、 『あなたって本当についてない』 落ち込んだ僕を見て、 『仕方ないな』と笑う。 そして痛みを洗い流す。 新しい靴濡らし君が駆け寄る度に。 街に傘の花咲けば、 この泣き顔も隠せる。 アメフラシは雨雲抱え、君の元へ。 -この雨は私の心を映している 使い古された云い回し。 軽く病んだ僕を見て、 『仕方ないな』と笑う。 そして痛みを洗い流す。 新しい服濡らし君が寄り添う度に。 街に傘の花咲けば、 その泣き顔も隠せる。 アメフラシは足取り軽く、 君の元へ。 また今日も雨が降る。 舌打ちは一回に留め、 歩き出したその表情に 一点の曇りも無く。 そんな心情と裏腹に 甘え方ばかり上手くなって行く。 水たまりに映るくすんだ空の下。 せめて僕だけでも 君を照らしたいのに。 街に傘の花咲けば、 この泣き顔も隠せる。 アメフラシは雨雲抱え、君の元へ。 街に傘の花咲けば、 その泣き顔も隠せる。 アメフラシは足取り軽く、 君の元へ。