気が違いそうに素敵だ 校庭の桜が 毎年こんな風に美しく咲くのは その木の下に 貴方が捨てていった ボクが捨てずにおいた 「屍体」が埋まっているから 気が違いそうに素敵ね "いずれ殺すリスト" "月の無い夜書いた詩集"や "ろくでもない未来図"は だけど もういらないから 校舎に捨てていった 「アタシが殺したアタシ」よ 「今さらやめてよ 掘り返したりしないで」 今なら貴方は そう言うでしょう 消えやしないのに 今年も あの三階 二番目教室の窓から あの日のキミと似た様な誰かが 見てるだろ? 手を振ってごらん 全てを見下す目をしたら あの日のキミと「同じセカイ」を 睨んでるんだ 大人になって 掘り返したっていいじゃん 絶望や罪だって ボクラにとっちゃあ希望だった 全部 桜木の下に埋めたPANDORA 気が違いそうに素敵だった君が 殺した「ボクが愛していた君」 暴いて 開いて 見世物にしたい 消えやしないように 今年も あの三階 二番目教室の窓側 眠そうなキミが頬杖ついてた 机の上 ラクガキが まだ刻みつけたまま残っていて 「あの日の想い」と同じで ずっと消えないんだ とってあるんだ 今も 桜木の下で 二度と会えない君を 思い出すように 毎年 ここに来るのかもね 今年も あの三階 二番目教室の窓際 あの日のキミと似た様な誰かが いるのかな? 手のひらに 「花」 触れることも無く 散っていった でも「この季節」ぐらいは 同じ桜を見てりゃいいな 大人にとって悪だったって いいじゃん 全てが滅びたって ボクラにとっちゃあ希望だった 「全部どうなってもいい」と 大人になって 掘り返しちゃっていいかい? 全て今 見せちゃっていいかい? ボクラにとっちゃあ希望だった 今も桜木の下に埋まるPANDORA 全て「気狂いの素敵な青春」