「まあいいか」つぶやく僕は(僕は) 諦めたわけじゃなくて(なくて) 届かなかった(だけど) 今日のあとに(そっと) 続きを信じてたんだ ああ 天気雨 どっちつかずの僕でも(僕でも) ああ 誤魔化しながらの 物憂げな毎日の中 口にしてみるよ 「また明日」(また明日) もつれた指で しおれるときは(ときには) 先を急ぐことがすべてじゃない 立ち止まってみたっていいから 今日もしダメでも 「また明日」(また明日) ささくれは チクリ痛むけれど(けれども) 渦巻いてる 不安に手を伸ばす 臆病風が吹いても くしゃくしゃのメモの中で(中で) しょげこんだままの言葉(言葉) 消えてないよ(ないよ) ここにあるよ(あるよ) もう一度広げてみよう ああ 手放しで期待なんて 出来ずに(出来ずに) ああ 誰かと比べて また足がすくむけど 弱気な声で ぽとりと落ちた こころ拾い上げ その寂しさに触れたなら 力いっぱい抱き寄せ 今日に息切らした僕から(僕から) 明日の僕に渡せるものは(ものなら) けして多くはないと思うけど やるだけやったよって言える 今日もしダメでも 「また明日」(また明日) 夜を越えるたび やり直せる(直せる) 心細い朝へと 歩みだす 朧雲をくぐって