カゴに溢れ出した洗濯物 明日着ていく服もないのに 君がよく着ていた淡い色のTシャツ 手に取りなぜか笑う ムカつくほど青い空を見上げ 少し懐かしい香りに想いを馳せ ラジオから流れる どこかで聞いた歌に 自分を重ねてみる 綺麗に落としていたと思ってたのに なかなか染み付いて消えていない そりゃそうか 何にも無い時に 浮かんでくるのは いつも君のことばかりで さよならなんて言えないから このまま君を連れ去って 誰もいない街へ さよならバイバイ 離れた手のひらは いつまでも近くにあると 思ってたんだ 散らかり過ぎたこの部屋の中に あった気がする君との足跡 飲みかけの缶ビールで飲み込んだ 腑抜けた味の苦く切ない日々 思ってることと 言葉にすることは違くて 全部水に溶けて また真っ白な頃に戻れたら どれだけいいのに さよならなんて言えないから このまま君を連れ去って 誰もいない街へ さよならバイバイ 離れた手のひらは いつまでも近くにあると 思ってたんだ さよならなんて言えないから このまま君を連れ去って 誰もいない街へ さよならバイバイ 離れた手は いつまでもそこに あるような気がした