国道4号線沿い、 文化祭が終わった後、 自分なんて死んだ方がマシだって 思っていた。 朝も夜も心無い言葉に屈して、 気づいたら手首には傷跡ばかりが 残るだけ。 そりゃそうだろう。 だってまだ何も 為せてない人間どころか、 私は罪人だから。 お前なんて一度精神病棟にブチ 込まれればいいんだ。 君は統合失調症の疑いがあるね。 なんて、 まあ僕には 病名がついてしまったんですけど ね、初見さん。 もう合成音声の声は 聴きたくないなんて、 隔離病棟の窓際、 収穫を迎えた林檎の木が 綺麗だった。 独房みたいな室内から、 娑婆の世界はまだ 遠いんだろうなぁって思った。 もうすぐ修学旅行だけど、 友達もいないしまぁ良いかな。 僕は、 もう電子の歌姫の声何て ノイズなんだろうな。 そう思ってでも遣り 切れないこの気持ちを 歌詞にしたためるだけ。