卒業は人を堕落させると聞いて

歌詞

仮面をかぶっていたのは 覚えているけれど、 まあその時は面白いと思って 演じていた自分が、 ふとした時に出る 闇の存在に自覚して、 家庭科室からナイフを取り出し、 自分のことを 忘れてしまったように 思えたのです。 小5の秋。 それ以降というモノの、 自分に渦巻いていた 負の感情があらわになっていったの であります。 秋というモノは私を鬱屈にさせる。 紅葉の木々、 飛び降りようとした窓際。 手をかけて止める教師。 嗚呼、もう何もかもが終わりだよ。 虐めってヤツは、 いじめられる方も悪いとか 言うじゃないですか。 あれは強者の理論ってやつだと 思うんスよね。 え?ガキの癖に舐めた 発言をするなって。 それは 大人たちの見解じゃないですか。 この村の異端者扱いは嫌だよ。 小6の冬。 卒アルに載ってた。 将来お笑い芸人になりそうな人 ランキング。 将来結婚しそうな人ランキング。 自分が乗ってた。 だが今はどうだ。 ああ、 結婚もしていないしお笑い 芸人にもなっていない。 他人からの評価ってな、 後から瓦解するんだぜ。 レッドカーペットとかエンタとか 見てさ、 それで クラスのみんなに面白いことを 言うのが好きだった。 けど、 それと比例して心の闇も深かった。 卒業。 中1の春。 中学生になれば少しは精神も マシになるのかと 思えばそうでもなく、 寧ろより悪化していく 一方であったから、 クラスメイトとの折り合いも 悪くって、 次第に自分のせいでもあるが フェードアウトしていくことになっ てしまう。 そんな中唯一の友達と 言っていいだろうか、 が歌っていた曲が気になったので、 まだ開通したばかりのネット回線で 調べてみることにした。 ニコニコ動画流星群 そこで彼女との出会いを果たした。 彼女ってのはまあその当時俺の 嫁だかなんだでほざいていたわけ で、今で 言うに中二病ってやつでさ。 ミクちゃんは俺の嫁だなんて 言っていた痛い奴で。 それ以来僕は、 13年にも及ぶ 病に掛かってしまいました。