きみの 声とびこえた衝動が からだにつたい行動を 困惑してる表情に またも させてしまった失望に 叶えられない生きた欲望に おさえたくても抑揚が 上がったり下がったり めまいするほど愛の瞬間は もう めぐってこない 戻らない 二度と 手のひらのうえいちどでも 夢にならない多くの思いは 時間をこえて くすぶって 心の奥くすぐったくて あばれてる はぐれてゆく かなえられず はがれてゆく あたまのなかさまよってる いつから今を思いすごし ぼくらはつながれないまま 声も言葉も行動も 軋んではひしゃげてゆく だれかのせいにしてみても だれかを見下してみても からだはいつもくりかえす あの時と同じ痛みを 期待を しすぎていたと せめていた 小さな勝利を忘れて 自分の時間を忘れて 大きな希望で埋めてる 焦りを 声に出せない 想いは 心のまわりを 回ってる きみに 伝えきれないこの気持ち とらえきれずにまだ保ち こころの軌道まわってる ぐるぐると宇宙のなかで まわってる はかなく まわってる 出会うことなく 闇で音もなく 回ってる 軌道を いつまでも