空っぽの部屋にホコリが溜まってく オフホワイトの2人がけのソファ 片っぽの方だけやたらくたびれてる 僕の気持ちが分かっているのかな 空っぽの街に雨が降りしきっている ずぶ濡れの君が 雨宿りにでも 戻ってこないかなお気に入りのほら 柔らかなタオルを持って迎えよう 君のいない部屋は 春のこない冬のようだ 降りしきる雨が雪になって 押しつぶしてくれないか 広いだけの部屋に迷い込んだ 窓辺の枯葉をただ見ている 叶わぬ願いを静かに唄ってる 愛のうたを唄っていたこの部屋で 柔らかなタオル 減らない粉チーズ 小さな君が揺れるこの部屋で 君だけが足りない12月の終わり 君に言えなかった 本当の気持ちは2人の明日を 小さな箱に閉じ込める様な ワガママな男心 次の春にはもう 君の知らない唄をうたおう だから今は 君のいない部屋は 春のこない冬のようだ 降りしきる雨が雪になって 押しつぶしてくれないか 広いだけの部屋に 迷い込んだ窓辺の枯葉を ただ ただ見ている