Track by小川 美潮
たいくつな昼すぎ ひとりで歩いた かきねのむこうに笑う男が見える 大きな白の犬に骨のガムあげて おいしかと尋く声が耳に届いた フシギなの あの日から時々 目覚めるとなんか変なカンジ いったいぜんたいどうしたの おかしいな 犬も男もどこにもいない 赤いペンを持って二重丸描いた 一度会えるなら いっぱいほめてあげるの 眠いからいつでもフワフワと わからない 夢か本当か ねえ誰かこの小羊に教えてよ 白い犬の男のうちを あゝなんかもうわかんないわ あの人は どこかで笑ってるんだ