大粒のなみだのような ドングリ拾ったよ そんなの見つけるような季節に またなったんだ 四年も前のコート ポケットにあったのは ジブリの券 そして 待ち合わせ 手描きの地図 思ったより カッコつける人で その割には きまらないデート 覚えているのは そう ふかふかの 落ち葉の道 君とね 一緒に歩く金色の秋が あんまりキレイで 思わず右手、握ってしまった だけの恋なのに 随分と長い間 好きだったな 一番の恋 忘れない 腕時計が突然に 止まってしまうように どこかでクルったネジを 直すこともできなくて 無理やり優しくして 奇跡を待ちながら サヨナラ言えない君に ずっと甘えてました 今も 君を素敵だと思う 違う明日があったかもしれず 叶うなら もう一度 歩きたかった あの場所あの道 君とね ドングリみたいな なみだを落として たくさん泣いた 落ち葉の中にそっと埋めてさ 緑の芽を待とう…なんてね。 それとも ひとつだけ 思い出の実を 持ってゆこうか 一緒に歩く金色の秋が あんまりキレイで 思わず右手、握った日から 君だけを見てた 一番の恋 忘れない